PB2400/クリックボタン接触不良

※本体内部にアクセスすることになります、自信のない方は挑戦しないで当店に依頼して下さい。
作業工賃は4000円程度です。純製パーツを交換する場合は8700円です。(税抜き)

アップルは、2000年12月18日(月)より、PowerBook全機種の修理をアップルサービスセンターでの集中修理体制へ移行しました。これにより、パーツ供給もストップしましたので修理及び交換は全てアップルサービスセンターで行う事になります。

実はこの作業、電源を入れたままでも可能です。
それくらい簡単ですが、無理をするのは止めましょう。
また、本当に電源を入れたまま作業してはいけません。
バッテリーは必ず外して下さい。
1.本体のねじ二ヶ所を外します。下の写真は対って左側で、同じねじが右側にもあります。ここは普通丸いシール上の物が張ってありますので、先の尖った物で起こして外します。
普通の+ドライバーで外せます。
2.パーツ表の「20 Case, Top, PB2400c」を外します。
パーツ表は当HPの技術資料館に有ります。分解手順もアップしました。
アのパーツはツメで固定されています。6箇所ほど有りますので、うまく外して下さい。
最初に液晶ヒンジ部の辺りから攻めるとうまくいくと思います。
左が
[20 Case, Top, PB2400c]
Case, Top, PB2400c
がはずれた所
3.パーツ表の「19 Cover Hinge, PB2400c」を外します。
パーツ表は当HPの技術資料館に有ります。分解手順もアップしました。
このパーツは固定されていないので、手前にずらせば簡単に外れます。
左が
[19 Cover Hinge]
[19 Cover Hinge]
がはずれた所
4.パーツ表の「22 Cover, Palm Rest, PB2400c」を外します。
このパーツは固定されていないので、手前にずらせば簡単に外れます。
下の写真の青で囲われている部分が該当パーツ。
これを丸ごと手前にずらします。
全体を一度にずらすのが
コツです。
5.22 Cover, Palm Rest, PB2400cは、フラットケーブルで本体に接続されているので、これを外します。
本体側コネクタのロックを外し、ケーブルを引き抜きます。
下の写真の青で囲われている部分が該当部分。
他の部分に触れないように注意します。
6.22 Cover, Palm Rest, PB2400cの裏側にトラックパッドが固定されているので、これを外します。下の写真の青で囲われている部分が固定ねじ。二ヶ所です。
もう一つねじが有りますが、外す必要はありません。
トラックパッドのユニットは、写真手前側から起こして、手前にずらすような感じで外します。
7.トラックパッドから、「23 Button, Trackpad, PB2400c」を外します。
外すと中央にスイッチ部が有ります。下の写真の青で囲われている部分。
トラックパッドのボタンは、中央部を外す方向に少したわませるようにすると簡単に外れます。実際は中央部のすき間に適当な物をこじ入れれば良いと思います。
8.スイッチ部のフィルムをめくる。スイッチは二枚のフィルムと金属シートで構成されています。粘着剤で張り合わせて有るだけなので、端から丁寧にめくっていきます。下の写真は二枚のシートが離れた状態。矢印部分中央の丸い接点が黒っぽく変色しているのがわかります。軽症の場合はこの接点を接点復活剤等で磨くと治る場合がありますが、写真のような状態では治りません。
今回はココだけ技術力に依存します。
矢印部分中央の丸い接点に、ハンダゴテでハンダを流します。流すと言っても盛上がってしまってはまずいので、ハンダゴテのこて先に残ったわずかなハンダを乗せるだけです。
具体的な方法
適温に達したハンダゴテのこて先にハンダをのせて、ハンダメッキ状態にする。
余分なハンダを取り除き、こて先に光沢がある状態にする。
スイッチ中央部にこて先を抵てて、すぐに放す。絶対に抵てすぎてはいけません。
うまくいけば、下の写真の様にスイッチ中央の接点が銀色に光った状態になります。
後は、接点に軽く接点復活剤(できるだけ高級なもの)を、
軽く塗布して逆の手順で組込めばOKです。
ポイント
1.ハンダは表面にうすくのせること。厚みがでるとクリックできなくなります。
2.相手はフィルムなので、ハンダゴテは小型(20wで十分)の物を使用し、一瞬で終わらせること。
3.ハンダは良質な物を使用すること。今回の作業例では使用しておりませんが、銀入りハンダとかだと良いかもしれません。

失敗したら技術力不足が考えられます。パーツ交換をお薦めします。

※PowerBookのトラックパッドはコントロールパネルの設定により、ソフト的にタップ動作が可能になります。馴れれば、クリックボタンを使用せずにすべての操作がパッドだけで行えるようになります。PB2400の場合、クリックボタンを使わないというのも一つの選択でしょう。

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