1ローター
ご存じの通り、FCのロータリーエンジンはローターが2個ある、2ローターロータリーである。
先日突然壊れた俺のFCはインジェクターは燃料出っぱなし、燃圧もおかしいと言うことでいろいろ調べられていたんだが、結局の所はローターが1個死んでいるッてことだった。
結論から言うとCPUの誤動作かハーネスの不良でおかしな点火タイミングになって、いわゆる異常燃焼(デトネーション)でアペックスシールが一部破損したらしい。
この現象が起きたときの回転数はかなり低く、以前デトネーションは高回転域で起こるとは限らないと言うのを何かで見たことがあるのだが、身をもって実証してしまった。点火タイミングがずれれば理屈的には回転数は関係ないもんな。
不幸中の幸いだったのはハウジングとローターにダメージが無かった事。シールを交換すればエンジンは復活する。
エンジンブローじゃなくて本当に良かったよ。コンプレッションが出ないって聞いたときは青ざめたが、まさに首の皮一枚つながった状態だ。
とは言っても、インジェクターはすでに交換しているし、CPUとハーネスも要交換だ。また金がかかる。
2〜3万なら良いけどそう言うわけにはいかず、多分0が1個多くなる。冗談抜きで、俺のFCはどんだけ壊れれば気が済むのか…..ort
何回壊れても不死鳥のごとく蘇ると言えば聞こえは良いが、何の事はない、凄いのは車ではなくてこの俺だ。と言うより、これを許してくれる家の奥様が凄い。滅多に居ないすばらしい良妻であると、この場を借りて感謝しておく。
ロータリーに乗り始めてもう15年以上になるが、この間に何回痛い目にあった事か。
初めての子供が生まれたときだって急に止まってしまい病院まで行く事ができなかったし、正月の最初の出勤って時にエンジンがかからなかった事も数回、カブってどうしようもなくなり会社の駐車場に何日も置いたままなんて事も珍しい話ではない。
それでも俺はローターリーエンジンは日本の宝だと思っているし、日本文化の象徴だとも思っている。
その日本の宝が我が家にはあるのだ。そしてそれを愛し続ける文化人が俺なのだ。と、家族には力説しているが所詮は女なのでそんな男のロマンがいっぱい詰まった話にはまったく興味はないようだ。
慈悲の心と言うより、あきらめの境地で許してくれているだけかもしれん。
セキ○チカーズ曰く、高回転や1.0程度の過給でエンジンが壊れる事は絶対にない(要はエンジン自体が原因のブローはない)らしいので、CPUとハーネスを交換しセッティングを出せば完調だそうだ。
いくらかかるのかわからんが、もう後戻りできない。当然GOだ。
そういえば、俺のF4:13、クランクを丸ごとシマノのデュラエース、BBも交換して様子を見る事になった。もしこれで問題がないようなら改めてカンパのBBとクランクを取り付けるって事で現在シマニョーロな状態である。ノーマルのBBは全然ダメだ。
シマニョーロってどうなの?って思ったが、フロントのシフト性能が保証されないが、調整すれば使えるってことで、普通に走れるようにしてくれた。
まぁ、フロントなんてそんなにシフトしないし、コンパクトではないクランクにも乗ってみたかったのでまぁ良いかって感じ。
で、問題はしばらく乗って問題なし→正式にクランク交換になったときだ。
元々付いていたのは、多分FSAのクランクとよくわからんBB、カンパにするならレコードが良いんだけど、レコのカーボンクランクはもの凄い値段だ。
コーラスでもカーボンだとクロスライダ一台とあまり変わらないくらいの高額パーツ…どうしようかね。