先日開催された染川良成さんのドラムセミナーが大盛況のうちに無事に終了しました。

今回は染川さんのドラム教則本「ドラムを合理的に征するルーディメンツ活用法30」の出版記念のドラムセミナーでした。
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さらに、当社の新スタジオでの初開催となるドラムセミナーだったのです。
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会場は広く、これまでのスタジオで行っていたセミナーよりも充実した内容になりました。
 
セミナーで使用した機材はH Studio常設のPearl Carbonply Maple。
 
タムを左に寄せたセッティングになっていました。
深めのタムをローピッチにチューンし、マイク録りと広い会場での音量感を考慮した図太いチューニングをミュートせずに仕上げているところに職人を感じましたね。

キックペダルはCAMCOのツインペダル。1986年くらいに生産していたモデルで、当店でお買い上げいただいたものです。左右の連結シャフトがPearlのDS-300Aに交換されています。最近多くのドラマーが採用していますが、これは他でもない、染川さんが広めたようなものです。シャフト以外はフルオリジナルです！

ハイハットスタンドはCANOPUS CHS-1。シングルレッグで三本足、軽いモデルでバランスが良いのが好みだそうです。希望はYAMAHA HS740AもしくはHS650Aでしたが、私、ヒゲ増田の私物を使用。これもおススメみたいですよ！

左側のペダルにご注目！
ペダルの下に滑り止めシートを敷いてあります。
こういった小さな工夫も見事ですね。

しかし、あの壮絶かつダイナミックな足技をこれだけシンプルな機材でやってしまうのは、機材を熟知した一流のドラマーが成せる技ですね。

シンバルはZildjian。
 
A.Custom RezoHats14″、K 16″EFX、裏返しにセッティングしたA.custom Splash 8″、自前のZXT Trash Former 8″、A.custom Splash 10″、K.custom Special Dry Ride 21″,Zil-Bel 9.5″、A Zildjian Medium Crash 18″
染川さんの精巧なスティックコントロールを生かすタイトでキレの良いサウンド中心に構成されている感じですね。
安価でありながら絶妙なサウンドと存在感のTrash Former、ビックベルライドのカップ音のように抜けるZil-belのサウンドはドラムセットに組み込みやすいので参考になったと思います。

さて、セミナーのスタートです。
冒頭の挨拶の後にドラムソロを披露。
 
HスタジオのLED照明で演出。
ライトアップというのもこれまでのソニックスのドラムセミナーにはなかったですね。

本編は、出版された「教則本の生かし方」という内容。
ルーディメンツをドラムセットフレーズに生かし、カッコイイドラムを演奏する上での大切な考え方を中心に話してくれていたと思います。
 
 
また、叩き手がどんなバランスで演奏しているのかをしっかりと見て、感じてもらうためにドラムの間近に呼んで見させたりもしていました。

基礎やルーディメンツをこの1時間半のレッスンの間で習得するのは難しいでしょう。
しかし、なぜルーディメンツが必要なのか、どうしてこんなに音が違うのか、なぜあのフレーズができないのかといったドラムを演奏していくなかで突き当たるであろう問題への考え方が学べたのではと思います。
そして何よりもドラム業界の第一線で活躍するドラマーの演奏を間近に見て、音量やダイナミクス、バランスを肌で感じ取れたのでは最高の経験になったはずです。

新スタジオでのドラムセミナーは過去最高傑作といえるセミナーになりました。
ご来場の皆さん、お疲れ様でした。

さて、会場にはもう一台のドラムセットを設置しておきました。

来る3月10日から4月10日に開催されるMeinlシンバルフェアの告知セットです。
ロックむけのシリーズ、Mb10やMeinl独特のエフェクトシンバルが入荷するので、是非ソニックスへお越し下さい。

会場のH-Studioの照明はLEDなので充分な光量をもっても熱を発することもありません。

会場の演者のみならず、参加者にも負担がかからず、イベントを遂行できます。
多目的に使えます、是非ご利用ください。

このように、ドラム、パーカッション情報の発信地であるソニックスのドラムコーナーは、今後も「ドラムの本当の所」を伝えるべく、様々なクリニック、レッスンを展開していきます。
東京をはじめとした大都市でしか開催されないようなトップドラマーのセミナーが、ここ浜松で、いつものスタジオで体験できるのです。
今後のドラムクリニック情報もしっかりチェックしていて下さい！
※昨年のDrum 2 Days講師の春日さん、教本「ドラムで一番大切な”グルーヴ”と”音色″を体得する本」著者の小宮さんも講師のDrumGymレッスンの受講者も募集しています！

クリニック・レッスンのお問合せは
ドラム担当：増田まで
ソニックス　TEL053-476-6688