黒部ダム

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先日黒部ダムへ行ってきた。
天気が悪く、思いっきり霧だらけでまわりの山はまったく見えなかったし、ダムの上は霧と雨と放水で何をどうやってもびしょ濡れになるような悪コンディションであったが、さすがは日本一のアーチ式ダムだ。チョーカッコ良い。
天竜川水系にはダムがいくつかあり、しょっちゅう見に行っているが、アーチ式は無く、重力コンクリート式のみなので生まれて始めてみるアーチ式ダムだ。
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黒部ダム(正確には黒部第四ダム)は堰堤の高さが日本一、国内最大規模のアーチ式ダムだ。堰堤の両端には重力コンクリートのウィングがあり、これがまたチョーカッコ良い。
佐久間ダムや秋葉ダムは重力コンクリート式で力強さというか堂々とした重量感があり、これはこれでカッコ良いのだが、アーチ式の黒部ダムはいかにも水を止めていますと言う感じで力強さの中にしなやかさを感じる。また、緩やかなカーブを描く堰堤が非常に美しく、ダムの王様だ。
ダムができるまでは人を寄せ付けることのない辺境の地で、多くの犠牲の上に建設されたダムである。
実際行ってみるとわかるが、ダム以外は何もない。今でこそ立山アルペンルートがあり、金さえ払えば誰でも余裕でアルプス越えが可能であるが、なーんにも無いところにこの様なでかいダムを造るのはさぞかし大変だったであろう。
余談だが、このルートを初めて越えた記録が残っているのは、佐々成政だそうだ。近代装備なんぞ何もない、履き物と言えばわらじの時代にこのルートを越えるとは、さすがは武士である。
今回、色々な資料や紹介映画なども見たが、途方もないと思われることも強い信念と気合いでなんとかなるものだと感心したぞ。
総貯水量が約2億立方メートルだそうだ。あまりにも桁外れでどれくらいの量なのか良くわからんな。ヽ( ´ー`)ノ
話は思いっきり変わるが、今日、山本昌がノーヒットノーランを記録した。
以前ここでも昌投手について書いているが、あえてもう一回書いておこう。山本昌は日本を代表する技巧派左腕である。
先日、2000奪三振(18人目)を記録したばかりだが、また一つ大きな勲章である。
今回は日本プロ野球史上最高年齢での快挙だ。しかも、無四球で森野の1失策のみ(実はラッキーなんだが)というもうちょっとで完全試合、さらにこの試合は優勝争いをするチーム同士の天王山決戦だ。その価値は非常に高い。
記録だけ見ると森野のエラーがなければ….みたいな感じだが、実際は取っていたらバッターが赤星なので間に合わなかったと思う。弾いたおかげで内野安打にならずに記録達成だ。結果オーライだな。これで阪神の息の根を止めたと言うことで良いだろう。
昌投手のように長い間現役で投げていれば色々な記録は付いてくるが、特筆すべきはそのポジションだ。
一昔前の中日は移籍してきた投手が毎年大活躍していた時期がある。今中や現在の川上のような絶対エースの存在もある。昌投手は俺の記憶では絶対エースになったことはない。常にローテーション投手ではあったが1番手になったことがないはずだ。
大きな怪我もなく、皆がバテ気味の夏場もきっちりローテーションを守り抜き、積み重ねてきた記録には野球職人としてのすごさがある。
ラジコン好きで野球よりラジコンの方がうまいなんて事を言う輩もいるが、俺はこの昌投手が大好きである。


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