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照明電源に関する注意事項

配線図
レンタル機材を使用する際に大事なことの1つに『使用場所でどれだけ電力がつかえるか』
あります。
例えば、500Wの灯体を6台使いたいが、使用場所が1500Wまでしか使えない場合は灯体で
3000W使用することは出来ません。

基本的に機材は家庭用コンセントから電源を取ることになります。
一般的に家庭用コンセントからは15A(1500W)までしか取ることが出来ません。
しかし、1つの部屋には大抵コンセントが複数あります。とはいえ、全てが別ではなく共通のものが多いです。

上の図を参考に説明します。
かなり簡略化し、正式な書き方ではありませんが、上の図のようなものを電気設備図面といいます。
設備図面といっても様々な種類があるので、その中でもコンセント設備図面というものがこれにあたります。

 

大きい施設や階数がある施設などの建築の際に使われます。
実際のものはとても細かく、記号がいろいろあって理解が出来ないかもしれませんが、
見取り図に照らし合わせば、配線の系列がわかります。
上記図面横の2つの記号を覚えれば、コンセント設備図面はなんとか理解出来ると思います。

では、とある施設のここではROOM1で演劇の発表会をするとします。
受付にある分電盤から受付の部屋に1系統、男性・女性トイレに1系統、ROOM1に1系統、
ROOM2に1系統、
倉庫に2系統の計6系統がこの施設の中にあります。同じ線でつながっているものが共通です。
1系統を1回路と言う場合もあります。

ある程度大きめの施設ですと上記の電気設備図面といわれる図面が施設においてありますので、
使用する施設の方と事前に確認、打ち合わせをしておくことを強くお薦めいたします。

 

レンタルした照明機材は500Wが6台、合計3000W=30A使用します。上にも書きましたがコンセントは1500W=15Aまでです。
ROOM1にコンセントは4箇所ありますが、すべて同じ線でつながっているため1500Wしか使用出来ません。あと1500W足りません。
ではどうするか?
別の部屋から電源を引いてくるしか方法はありません。ROOM2は控室等に使用する可能性がありますのでこの場合倉庫から引いてくるのがベストでしょう。
ROOM1で音響など他に電源を使用する場合もありますので、2系統回路がある倉庫から2系統分引いてくるほうがよいと思います。

上記はあくまで参考です。飲食店などでは調理用電源が必要なため、系統が別にあるものが多いです。
場所によっては1部屋に系統が複数あるところもあります。コンセントと蛍光灯の電源が一緒の電源のところもあります。
使用電力が1500Wを超える場合は使用場所の方に確認を取ったほうが良いです。(◯◯の部屋で、◯◯アンペア使用したい。)
施設によっては電気の担当者がおらず、「電気のことはわからない」と言われることもあると思います。
分電盤の中のブレーカーにはだいたい名称が書かれています。上の図の場合ROOM1コンセント、倉庫コンセント1,倉庫コンセント2など(系統が複数ある場合は東、西、南、北の表記も多いです)。
なので分電盤や電気設備図面を魅せてもらえるようにお願いするか、弊社の照明担当者にご相談下さい。

 

 



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